前回に引き続き排泄動作について!
排泄動作を死ぬまで自分でやるためには元気なうちの事前準備が必要ということは前回も述べましたが今回は動作の事前準備です。
ほとんどの方は高齢者になり足腰が弱ってから「これは、やばい」と苦労することになります。元気なうちに、しっかりした事前準備をすることにより排泄動作を死ぬまで自分で出来き理想の老後生活を過ごすこと出来ます。
一般的な排泄動作の流れは
ズボンを脱ぐ⇒便座に座る⇒お尻を拭く⇒ズボンを穿く
今回お伝えするポイントは一つ!
座るの動作
この動作が出来なくなると、人の介助が必要な状況になります。
普段当たり前のようにやっている動作ですが当たり前のようにやっているからこそ重要かつ間違った動作をしていると腰痛の原因にもなり負のスパイラルに入りこんでしまいます。
正しい座り方から確認していきましょう!
椅子に座る際、勢いよくドスンと座ってないでしょうか?
よく、終電近い電車の中で酔っぱらいの人が椅子にドスンと座る感じです。
いわゆる、椅子ドンです。
これは注意が必要!特に女性の方は、この椅子ドンの、繰り返しで圧迫骨折をする方がいるくらいです。骨折にならずとも、腰椎に対する負担は大きく腰痛の原因の1つとなります。
椅子ドンにならないために必要な訓練を1つ紹介します。
椅子の座面からお尻を少し浮かす訓練。
◎重要なのが、股関節から、動かすこと!
◎足の指先が浮かないように!
この動作を10秒間キープ3セットです。
椅子ドンになる理由は下肢筋力の低下と重心移動が出来ていないことにあります。
普段、椅子に座る時に座面スレスレの位置で数秒キープする意識一つでトレーニングになります。
運動強度が物足りない方はスクワットが有効的です。
これらの動作を正しくできるよう事前準備をすることにより排泄動作の流れがスムーズに行え「排泄動作を死ぬまで自分で」行うことができます。
まずは実践あるのみです!
パーソナルトレーナー 吉村太朗
投稿者プロフィール
- 学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。
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