この記事では長生きの秘訣として、シニアの方々におすすめの介護予防トレーニングを3つご紹介します。

介護予防は、高齢者や要支援・要介護の方々が健康な状態を保ち、自立した生活を送ることを目指す取り組みです。具体的には、疾患や障害の予防、身体機能や認知機能の維持・向上、社会的なつながりや生活環境の改善など、複数の要素によって行われます。

介護予防は、予防的な健康管理や生活習慣の見直し、適切な栄養摂取、適度な運動、認知トレーニングなどの健康促進活動を含みます。また、転倒予防や認知症予防などの具体的なプログラムや指導も行われます。

介護予防の目的は、高齢者や要支援・要介護の方々の健康状態を維持し、健康寿命を延ばすことで、長期的に介護の必要を減らすことです。また、高齢者自身が自分自身の健康管理に積極的に取り組み、自立した生活を送ることができるようにサポートすることも重要な目標です。

介護予防で必要な3つのポイント

バランス運動

介護予防における重要項目として「運動」が大事であることは皆さんご存知かと思います。
すでにラジオ体操だったりYouTubeを観ながら運動をしている方も多いのではないでしょうか?
そんな中で
筋トレをしたら良いのか?
ストレッチをしたら良いのか?
ウォーキング?
迷って何からはじめたらよいのか分からずに、はじめちゃっている方へ
オススメしたいのがバランス運動です。
なぜバランス運動が必要なのかというと、人間の体はバランス感覚が低下することにより関節の痛みや転倒のリスクが高まるからです。
日常生活を過ごしていてバランス感覚を要する動きをする必要性があります。

変化に気づく

シニアになると変化に気が付きにくくなってきます。
特に注意が必要なのが普段目にしていない部分である
背中が丸くなっていたり
・お尻の筋力が低下して垂れさがったり
体だけでなく精神面の変化も現れます。
何もやる気がしなかったり、老いに対する不安などは多くの方が経験されています。

肉体面の変化に関しては専門のトレーナーや整骨院の先生に自分自身の体の特徴について
教えてもらい、どのような運動が適切かを聞いて実施する必要があります。

精神面の変化に対しては読書をおすすめしています!
最近だと本屋でも老いと向き合う系の書籍がたくさん並んでおります。
そういった書籍を読むといった行為は精神面を安定させる効果もありますので
是非やってみてください。

ちなみに、ある健康寿命に関する研究で図書館によく行くシニアは健康寿命が長い!
といったデータもありますよ!


マインドセット

マインドセットは元気なシニアにとって非常に重要な要素です。
実際に多くシニアの方とお会いしてきて感じることは
年齢を重ねることに対する考え方
マインドセットが違うのです。

悪いマインドセット

・何もかも年齢のせいにして諦める
・不平不満が多い
・人の悪口ばかり言う
・痛みの訴えが多い
・表情が険しい
・テレビの情報は絶対だと思っている

良いマインドセット

・気持ちが若い
・感謝を言葉にする習慣
・人を良く褒める
・体の健康な部分に感謝する
・笑顔
・メディアの情報に左右されない

人それぞれ、性格も違えば考え方も違いますが
どちらのマインドセットが豊かなシニアライフにつながるかは一目瞭然です。

その他にも元気なシニアの特徴として
・好奇心
・社会的なつながりを大切にしている
・ストレスコントロールがうまい
などがあげられます。

まとめ

今回は介護予防に必要な3つのポイントについてお伝えいたしました。
介護予防といえば、まだまだ先のことでイメージがつかないかもしれませんが
私が今までに出会ったシニアの方のほとんどが日常生活で介護やなんらかの支援が必要になってから
介護予防という問題を向き合うパターンがほとんどでした。
本来であれば自立した状態から介護予防と向き合い対策をすることが最も効率良い介護予防であり
豊かな人生100年時代の大きな一歩になります。

何もしないでその場で足踏みしていては、もったいない。

今できることをやっていきましょう!

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投稿者プロフィール

吉村 太朗
吉村 太朗人生100年時代のパーソナルトレーニングコーチ
学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。