離れて暮らす親のことが心配になることはありますか?

いつも元気なイメージかもしれませんが70代80代で「介護」というフレーズがでてくるのも珍しいことではありません。

この記事では離れて暮らす親が心配になってきたら、まずはじめにやるべきことをお伝えします。

目次

親が遠方でもサポート出来る時代

今やシニア世代でも皆さんスマホをもっている時代で何かあれば通話のみならずテレビ電話やネットでつながることができる時代です。そのような機能を活用できるかどうかは重要になってくるのではないでしょうか。

まず親が遠方に住んでいる場合は今現在どのような状況なのかを把握する必要があります。体の様子で困っていることはないか?日常生活で困っていることはないか?

何か困っていることがあっても親から直接申し出るということはありません。

「子に迷惑はかけれれない」といった感情が先行して困っていても言い出せない。だからこそ、こちらからのアプローチが必要なのです。

 

定期的に声をきくことのメリット

まずはコレ

定期的に声をきくということは親の豊かな老後ライフのために一番重要になります。

詐欺被害の予防

私に限って、、、

詐欺被害にあった方は皆さん口をそろえて仰います。

つい最近も北海道の函館市内で70代の女性が1億5000万円をだまし取れれるニュースがありました。

不動産会社社員を名乗る人物から「老人ホームの入居枠を貸してほしい」と電話を受け名義貸しに同意し、その後弁護士を名乗る人物から「名義貸しは違法」などと言われて犯人から指定された東京都内のマンションあてに、複数回にわたり合計で現金およそ1億5000万円を送付してしまったというニュースです。

もはやシニアに向けられた詐欺はオレオレ詐欺だけではなくどんどん巧妙になってきています。

シニアになると体力が衰えるのと同時に判断能力の欠落もみられますので定期的なコミュニケーションにより注意喚起することが最も有効な詐欺被害の予防にもなります。

 

体調確認ができる

はじめにも記載した通り今現在に何かに困ってても親の方から申し出ることは中々ありません。

だからこそコミュニケーションが必要なのです。

「最近どんな感じ?」

という声掛け一つでいいのです。

何かあっても正直に言わないこともあるでしょう。

しかし「いつもと声が違う」「なんか元気ない」といった変化に気が付くことができるのです。

 

認知症や誤嚥の予防になる

以前私が働いていたデイサービスを利用されていた一人暮らしのシニアの方が一日中自宅にいるとほとんど声を出さずに一日が終わるといった話を聞いたことがあります。

夫婦で生活されているシニアでも会話がほとんどないというケースもありました。

実は声をだすということは認知症や誤嚥を防ぐ効果があります。

シニアになると声がかすれたり出しにくくなってくるのも声を出すことで予防することができるようになります。

そのようなきっかけとしても定期的に声をだしてもらうことが大事になってくるのです。

まとめ

離れて暮らす親のことが心配になってきたら

定期的にコミュニケーションをはかるようにしましょう。

毎日じゃなくても週に1回ちょっと電話で声をきくというだけでも良いのです。

日々の仕事や子育てで忙しいこともあり自分自身の親とのコミュニケーションにまで気がまわらないかもしれませんが今回の記事をきっかけに今一度、親とのコミュニケーションを考えてみてはいかがでしょうか。

 

パーソナルトレーナー

吉村太朗

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投稿者プロフィール

吉村 太朗
吉村 太朗人生100年時代のパーソナルトレーニングコーチ
学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。

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