介護認定で要支援1・2と認定された方は要介護状態にならないために介護予防サービスを利用します。介護予防サービスは要介護の方よりも受けられるサービスの幅が少し狭くなりますが実際に受けるサービス内容としては、ほとんど同じです。一部をご紹介すると下記の様な支援内容があげられます。
・介護予防訪問介護
・介護予防訪問入浴
・介護予防訪問看護
・介護予防訪問リハビリ
・介護予防居宅管理指導
・デイケア
・デイサービス
・ショートステイ
これらはごく一部の支援内容となります。
介護予防サービスは出来る限り要介護状態にならないことを目的としておりますが、これらのサービスの使い方を間違えてしまうと予防どころか要介護状態になることを早める要因にもなりますので注意が必要です。
目次
介護予防サービスの間違った利用方法
それでは介護予防サービスの間違った利用方法をご紹介しましょう。
訪問介護を例に考えてみたいと思います。訪問介護といえば自宅にヘルパーさんが来て掃除や洗濯から調理をお願いするといった形でサービスを利用する方が多いのですが、ここで問題になってくるのが
自分で出来るのにヘルパーさんにお願いする。
という問題です。
身体状況により全く出来ない場合や掃除や洗濯をすることで危険がともなう場合はヘルパーさんにお願いするべきです。そのためのヘルパーさんなので。
しかし「ちょっと大変」「時間がかかるようになってきた」「疲れる」といった理由でヘルパーさんにお願いするということは自分自身の出来ることを減らすきっかけになってしまします。
ケアプランの有効活用
介護予防サービスを利用するにあたっては、ケアマネジャーと相談したうえでどのようなサービスをどのように使うことが介護を予防できるかといったことを重点的に話し合うことになりますが、それが本当に介護を予防するために必要なサービスなのか?ということを考えたうえでサービス利用をすることをおすすめします。
また、このケアプランには目標という項目があります。
ここがケアプランを有効活用するために一番大事なところです!
介護を予防するために自分自身がどのような目標をもっているのかを毎日意識することで行動も思考も変わってきます。
介護予防サービスを利用していて自分のプランにある目標を忘れている方は多いのではないでしょうか?
おすすめの介護予防サービス
私が最もおすすめする介護予防サービスが
デイサービスもしくはデイケアを利用することです。
サービス内容としては送迎車が自宅まできて日帰りのサービスが受けられます。
食事、入浴、健康管理、排泄介助、レクリエーション、機能訓練などのサービスを必要に応じて利用できるのです。そして、なによりも素晴らしいのは人と会える
ということではないでしょうか。高齢になると中々人と会うことが少なくなりがちですがこのような施設に通所することで他者とコミュニケーションをとれるということは新しい出会いがあり心身の元気につながることと思います。
パーソナルトレーナー 介護福祉士
吉村 太朗
公式ホームページ
yoshimura-taro.comtaro529@hotmail.co.jp
投稿者プロフィール
- 学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。
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