老後が心配になり、まずはじめに頭に思い浮かぶ大きな悩みの一つが終の棲家をどうするか？という問題ではないでしょうか。
お金はたっぷりあるから終の棲家は安心！といったイメージがあるかもしれませんが実は高級老人ホームだから豊かな老後ライフになるのか？といえば必ずしもそうではありません。
この記事ではどのような有料老人ホームに入居すれば豊かな老後ライフにつながるかといったテーマについての記事となります。
目次
高級老人ホームが一番？
有料老人ホームといっても様々なタイプの施設が存在していて入居費用も施設によって差があります。入居一時金だけでも数十万～数千万円といった施設まで存在します。
そこで疑問がわいてくるのが、やはり高級老人ホームが一番良いのか？といった問題です。
テレビで高級老人ホームの特集が放送されていて、そこに入居するシニアは口をそろえて
・ここの施設は最高です
・もっと早く入ればよかった
・至れり尽くせり
・ここは天国です
といった感じで役者のようなシニアたちが目をキラキラさせてイキイキした暮らしをこれでもか！というくらいにアピールされておりました。
個人的な感想になりますが、テレビで映し出す部分というのは良い面だけであり。取材対象になる方は自立度が高くて受け答えもしっかりしてくれるシニアを選んでいることは間違いありません。
豊かな老後ライフの大前提にあるのは、動くことができて食べることができるということです。
高級老人ホームで趣味活動をしたり美味しい肉を食べたりすることも「動く」「食べる」が出来てこそ意味があるのです。
有料老人ホーム選び５つのポイント
有料老人ホーム選びのポイントは施設を見学するという前提で下記の５つを重要視しましょう！
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施設の人員
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施設の清潔感
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食事
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雰囲気
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運動できる
施設の人員
多くの介護施設は人材不足で悩まされております。人材が不足した状態でも既存の職員で運営するとなると職員のストレスもたまり入居される利用者への対応にも影響がでます。すると、、職員もイライラして入居者もイライラしているようなエネルギーが低い環境で生活することになってしまいます。
ハード面がしっかりしていてもソフトがそろっていないことには不安が残ります。
施設の清潔感
住む場所は清潔であった方が気持ちよい日々が過ごせますよね。
介護施設であればどこの施設も清潔には気を使っていると思いますが、これも人員不足により掃除がおろそかになってしまっているケースが存在します。
共用部のトイレ等の水回りの清潔感が施設を表しておりますので見学された際には必ずトイレを使用してチェックしましょう。
食事
有料老人ホームに入居したら朝・昼・夕と施設の食事を食べるわけですが、ここは施設によって違いがあり全てを施設の厨房で一部調理している場合や外部に全て委託している場合などがあります。味や品質も施設によって違いますので、ここは実際に食べてチェックしましょう。食事は老後ライフの数少ない楽しみの一つです。
今や老人ホームでも食事にこだわっている施設が増えておりますので、ここは妥協せずホーム選びの基準にしてみましょう。
雰囲気
施設を見学してみての雰囲気について入居する本人と話してみましょう。
もし入居する対象者が認知症であっても必ず本人の声は参考にするべきです。
複数の施設を見学すると雰囲気の違いが感じられると思いますので少なくとも３事業所以上は見学して比べましょう。良い悪いではなく自分に合っているかどうかということがポイントになってきます。
運動できる
豊かな老後ライフの基本は
「食べる」「動く」
この２つを長く続けるために必要なことは運動です。
そこで運動する時間があるかどうか？
という項目は非常に重要になってきます。
老後はホームでのんびり、、、といった考えのシニアが多く存在しておりますが、のんびりしていたら体力も低下するし認知症のリスクも高くなってしまいます。
アスリートのような厳しい運動までする必要はありません。日常生活で必要な「立つ」「座る」という運動を適度に続けることで豊かな老後につながります。
ちなみに運動は自ら率先して取り組むことが難しいからこそ施設のプログラムとして、しっかり組み込まれているということが重要になります。
まとめ
いかがでしょうか。有料老人ホームの選び方についての５つのポイントについて説明してまいりましたが、必ずしも高級老人ホームではなくてもポイントをおさえることで豊かな老後ライフのための環境に出会うことができます。
何か質問などございましたら気軽にメッセージください。
また、現在「親の老後を豊かにする技術」といったテーマの講座を無料開催しておりますのでご興味あれば申し込みください。
パーソナルトレーナー 吉村 太朗
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投稿者プロフィール
- 人生100年時代のパーソナルトレーニングコーチ
- 学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する！」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ３万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル～シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。
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