日本は世界的に長寿国であり、寝たきりの問題にも直面しています。
延命治療の問題もありますが、一つの大きな要因として「介護予防」という言葉を知らずに過ごしていることが考えられます。
おそらく、入院したり介護保険サービスを利用するタイミングで初めて「介護予防」という言葉に触れる方がほとんどでしょう。
本来であれば、病院や介護施設ではなく、自立しているうちに自宅で「介護予防」を始めることが最も効率的な方法です。
自宅ではじめる介護予防7つの秘訣
呼吸
人間は一日に約28,800回もの呼吸を行っています。年齢とともに、呼吸が浅くなったり、呼吸を止めることが増える傾向があります。
呼吸がカラダとココロに与える影響は、私たちが考えている以上に大きいです。実際、筋トレやストレッチなどの運動よりも、呼吸を意識的に改善することから始めることがおすすめです。
さらに、良い呼吸法が健康に与えるポジティブな影響を考えると、日常生活に取り入れることが重要です。深くゆったりとした呼吸はストレスを軽減し、心身のリラックスを促す助けになります。また、適切な呼吸は酸素供給を向上させ、エネルギーレベルを高めることにも繋がります。
呼吸にフォーカスすることで、健康への取り組みをより包括的かつ効果的に進めることができます。日常生活の中で、意識的な呼吸法を取り入れてみることで、体と心の健康をサポートしましょう。
介護が必要になる主な原因
介護が必要になる要因としては、下肢筋力が低下して歩けなくなるなどの理由が一番に思い浮かぶかもしれませんが、実際に最も多いのは認知症や脳血管疾患などによって自立した生活が難しくなるケースです。
要介護認定を受けている方でも、自宅で一人で生活を続けている方や、家族と同居していてもほとんど介護を受けずに生活を続ける方もいます。
重要なのは、「トイレ」です。一人でトイレに行くことは、自立した生活を送る上で最も重要な行動です。
絶対にやめてほしい習慣
普段何気なく行っている習慣が、知らず知らずのうちに体に負担をかけてしまうことがあります。
座り方、立ち方、歩き方、前かがみの姿勢、寝方など、様々な要素が該当します。
実は、運動習慣よりも日常の習慣が、私たちの体に与える影響は大きいと言えるでしょう。
具体的な例として、座る際に勢いよく椅子にドスンと座る動作。
このドスン座りは、足腰の筋力低下の原因となり、腰部への負担も増大させ、圧迫骨折のリスクを高める可能性がある習慣です。
今すぐこの習慣を見直しましょう。
ゆっくりと股関節を軸に座ることで、体への負担を軽減し、健康をサポートすることができます。
身体の健康を大切にするためにも、意識的な習慣改善が重要です。
健康な食生活の基本
年齢を重ねながらも元気でいるために、どのような食事を摂ればいいのでしょうか?テレビや雑誌の健康特集を見ても、さまざまな情報が出てきて、結局何が正しいのか迷ってしまうかもしれません。
まず大切なのは、何を食べるかよりも、どのような気持ちで食べるかです。
食事の際の気持ちや雰囲気が、栄養の吸収にも大きな影響を与えることが知られています。
例えば、人々と楽しい雰囲気で食べる食事と、一人でテレビのネガティブなニュースを見ながら食べる食事では、体に取り込む栄養の効果に違いが出ることがあります。楽しい会話やポジティブな雰囲気は、食事をより栄養豊富なものにしてくれる要因です。
その上で、バランスの取れた食事も重要です。野菜、たんぱく質、質の良い脂質、繊維などを適切に摂ることが、健康を維持するうえで役立ちます。
要するに、健康な食事は単に栄養素だけではなく、食べる状況や心の状態も関わってくるのです。
食事を摂る際には、心地よい雰囲気を大切にし、バランスの良い食材を選ぶことを意識してみましょう。
健康長寿の魔法の言葉
元気に年齢を重ねるためには、マインドセットが非常に重要です。
普段の言葉遣いによって、健康で長寿な人生への道が影響されると考えています。
私は以前、介護施設で働いていた経験がありますが、元気なシニアたちは、何故か共通して特定の言葉を使っていました。
それが「ありがとう」の言葉です。
この言葉がとにかく頻繁に使われていたことが、健康長寿の共通点でした。
この「ありがとう」という言葉が、健康長寿にどのような影響をもたらすのかを考えると、ポジティブな思考や感謝の意識が、心身の健康を支える要素として重要であると言えます。
感謝の気持ちはストレスを軽減し、心の平穏をもたらす助けとなります。
そのため、私たち自身の言葉遣いや心の持ち方に意識を向け、積極的なマインドセットを育むことが、健康で幸福な老後への一歩となるでしょう。
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豊かな老後に必要な環境
「人間は環境でつくられる」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、実際に介護予防においても環境は非常に重要です。
夢も希望もなく、何もかも年齢のせいにする医者との付き合いよりも、アクティブに活動できる地域のサロンや町内会の活動に参加することが、心身の活性化に効果的です。
また、自宅に引きこもることもおすすめできません。
人との交流やコミュニケーションを通じて、脳も活性化し、若返りの効果が期待されます。
ただし、人付き合いが苦手で一人の時間を好む方は、無理にそのような環境に入る必要はありません。
そういった方には、図書館や美術館に行くことをおすすめします。
筋トレが大事な理由
まずなぜ筋トレをオススメするかというと
筋肉は何歳からでも強くなるからです。
筋肉は何もしなければ現象します。
55歳から急降下して70歳を過ぎるとさらに急降下。
筋力を鍛えることによる効果がすごい!
筋トレの効果
- がんの予防
- 生活習慣病の予防
- 腰痛、膝痛予防
- 嚥下機能の向上
- 自律神経の安定
- 生活機能の向上
もはや、やらない理由はないですよね。
ただし自己流で一人で始めるのは注意が必要なので専門家のアドバイスを受けましょう!
今回ご紹介した「自宅ではじめる介護予防7つの秘訣」をさらに詳しくまとめた資料をライン公式に登録していただいた方に特典としてプレゼントしておりますので、ご興味ある方はぜひ!
投稿者プロフィール
- 学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。
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