高齢者の方に自身のお尻を触っていただき感想を聞くと、「肉がない」「骨と皮だけ」との答えがよく聞かれます。確かに、大臀筋(尻)は高齢者の低下しやすい筋肉としては大腿四頭筋(太もも)に次いで低下しやすい筋肉といわれています。

よく、銭湯に行き高齢者を見かけるとお尻は顕著に垂れ下がり見るからに筋力低下している方が多く見受けられます。

大臀筋は歩行の安定にとっても重要であり、元気な高齢者になるために必要不可欠な筋肉です!歩行が不安定になり太ももをスリスリしながら「足が弱ってきたなー」と感じるも、お尻をスリスリしながら「お尻が弱ってきたなー」と感じている方は少ないと思います。

高齢者のほとんどの方はお尻の筋肉に意識を向けていないのが現状。自分の背中やお尻は普段目で見ることがないので、筋力低下を実感しにくい箇所でもありますので注意が必要です。鏡越しに確認してみるのも良いかと思います。

椅子に座っていてお尻が痛いから座布団を敷いて、それでも痛いから座布団を2枚3枚と増やしても改善にはつながりません。

座り方はもちろん!お尻の筋肉に意識を持つことが重要です!

 

今日はまず、仰向けに寝た状態で膝を曲げお尻を上げるヒップリフトでお尻の筋肉を意識しましょう!

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投稿者プロフィール

吉村 太朗
吉村 太朗人生100年時代のパーソナルトレーニングコーチ
学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。