元気な高齢者になるにあたり、自身の苦手な動きを自覚することは重要になってきます。

 

今日は股関節のの屈曲・伸展について。

 

屈曲とは。

f:id:taro529:20170214065242j:image

 このような、もも上げの動作です。

 

対する伸展とは。

f:id:taro529:20170214065328j:image

 先ほどとは逆の動きです。

 

では質問です!

どちらの動きが苦手でしょうか?

 

ほとんどの方は後者を選ぶことかと思われます。

元気に歩くためには、ももを大きく上げて!とイメージをする方が多いですが歩行動作に関しては屈曲動作(もも上げ)よりも伸展動作(後ろに蹴る)の方が重要です。

街を歩いている人をみて、大きくももを上げて行進するように歩いている人を見たことがありますでしょうか、、、?

おそらく変な目でみられますね。

 

なぜ、伸展動作が苦手になってくるかというと、日常生活動作の習慣が大きく影響していることが考えられます。

骨盤が後ろに傾く動作の継続や歩幅が狭くなってくると伸展動作に制限がでてきて、どんどん伸展動作が苦手になってきます。

また、股関節の伸展動作に制限がでてくると大臀筋 (お尻)の筋力低下につながり、不安定な歩行の原因になります。

 

今日から始めましょう!

 

股関節の伸展運動!

f:id:taro529:20170214131658j:image

初めはこの動作をゆっくり、8回2セット行えば十分です!腰に痛みがある方は痛みがでない範囲で行って下さい!

苦手動きの克服が元気な高齢者になるための大きな一歩となります。

 

頑張っていきましょう!

数ヵ月で効果を感じることでしょう🌟

Follow me!

投稿者プロフィール

吉村 太朗
吉村 太朗人生100年時代のパーソナルトレーニングコーチ
学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。