健康長寿の都道府県

今となっては日本一の健康長寿の県となった長野県は一時期は平均寿命ワーストでしたが

食生活の改善として減塩運動に取り組んだことが大きく関連しているといわれています。

減塩運動中にはオッカチャンがオットチャンに減塩の味噌汁をだしたところ、、、

「こんな味がうすい味噌汁のめるか!」といった具合の壁がありました。

寒い地方では保存食としての野沢菜などを塩辛い漬物などを好んでたべる習慣があり、食習慣の改善には困難を要したようです。

そんなときに長野県のあるオッカチャンが考えたのが「味噌を少なく減塩しつつ、具となる野菜の量を多くする」という取り組みです。野菜の量を多くすることにより野菜からでる出汁による旨み成分が多くなり満足の味噌汁を作りだしたそうです。

素晴らしい取り組みですね。

 

 味噌の健康効果

健康のためには減塩運動は重要ということは一般的に知られていますが、味噌が健康に良いことも研究で明らかになってきておりす。

①1日3杯以上の味噌汁で乳がんの発生率が40%減少(厚生労働省研究班)

②味噌の塩分は胃がんを促進しない(広島大学)

③味噌は脳卒中、痴呆症、心疾患などの発症を低下させる(大妻女子大学)

④発酵食品である味噌は老化制御機能がある(東京農業大学)

⑤味噌には美白効果がある(食品総合研究所)

などなど、さまざまな研究データが報告されております。

 味噌汁で認知症予防

今回のテーマである「味噌汁で認知症予防」は実際に私が働くデイサービスに通所されているお客様の声により私個人が感じたことを報告いたします。

有名大学の教授の研究結果ではありませんが、実際に元気な高齢者のデータなので確かなデータとなります。

 

デイサービスに通所されているお客様の中には一人暮らしの方も多く、自宅での食事三食を自身で作るのが大変になり宅配弁当サービスを利用する方も多く見受けられます。宅配弁当業者もここ数年で増えてきているところをみるとニーズが高くなっているのでしょう。

さて、元気な高齢者のデータですが。

「毎日、味噌汁を自分で作っている」ということが健康長寿の秘訣なのではと!!!

 
f:id:taro529:20170219133148j:image

インスタントの味噌汁だとお湯を沸かして完成!で終わる工程ですが、自分で味噌汁を作るということは

①味噌汁の具を考える

②具材を包丁で調理する

③お湯を沸かす

④お湯の分量を考え出汁をつくる

⑤味噌の分量を調整する

⑥具材を入れる

なんといっても、この工程の中では火気の使用と包丁の使用があり、無意識に気をつけようという意識が必要となります。

究極の脳トレですね。

 

調理をしなくなると認知症のリスクが高まるといわれていますが、宅配弁当でも

「味噌汁は自分で作る」

その意識一つが、元気な高齢者になる秘訣となります!!!

 

介護保険サービスの中の訪問介護では調理がありますが、利用者の方が味噌汁をつくるのを見守りするというのも、利用者にとって有効かと思います。

 

味噌で健康になり、味噌汁を作って元気になり!

 

一石二鳥の健康方法ではないでしょうか。

 

シニアライフコーチ 吉村太朗

 

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

 

おくすり味噌汁114

おくすり味噌汁114

おくすり飯114

おくすり飯114

 
神の味噌汁

神の味噌汁

 
「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~

「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

吉村 太朗
吉村 太朗人生100年時代のパーソナルトレーニングコーチ
学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。

Follow me!