日本の伝統作法「正座」
子供のころの習い事で習字やそろばんの教室などでは
よく正座をしたものです。
足のしびれで動けなくなる苦い経験をしたことが、、、という方
も多いのではないでしょうか?
現在では様式生活が浸透して日常生活において正座をすることなど皆無に等しい状態です。
正座をすると骨盤がまっすぐ起きて背筋もまっすぐになると同時に
足首のストレッチにもなり足腰の柔軟性を高めるためにも有効な動きであり元気なカラダ作りに重要な動作となります。
正座が出来ない高齢者
高齢者になると「正座ができない」という方が多いような印象を受けます。
主な理由としては膝関節に障害があり膝を曲げると痛いということがあげられますが、正座は膝に悪いわけではなく普段から膝を最大限に曲げ伸ばしをする習慣がなくなってきていることが痛みの原因としてあげられます。
椅子に座っているときの膝は中途半端に曲がった状態です。
トイレも和式トイレでじゃがみこむといった場面はなくなってきました。
正座ストレッチをしましょう!
「正座ができない」「しゃがめない」は老化の黄色信号です。
日常生活動作で正座ストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。
痛みがあって正座が出来ない方は無理して行う必要はありませんが出来る方は、できるうちに行いましょう。
(正座が出来ない方は 椅子に座った状態で姿勢を正して膝を伸ばして10秒、膝を両手で抱えて曲げて10秒からはじめましょう。)
正座ストレッチで意識することは骨盤を起こして頭の位置を高くすることです。
また、あぐらの姿勢も最近しなくなしましたがこの姿勢も骨盤を意識して行うことにより股関節のストレッチになります。
①正座30秒
②あぐら30秒
日常生活で取り組んでみてはいかがでしょうか。
(痛みがでる場合は無理に行わないように。)
パーソナルトレーナー
吉村太朗
投稿者プロフィール
- 学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。
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