老後生活の悩みで多く聞かれるのが
排泄についての悩みがあげられます。
今は日常生活動作の一部として当たり前のよう行っている排泄動作ですが、5年後10年後も当たり前に行っているでしょうか?
ある高齢者の方の声で「トイレだけは死ぬまで自分でしたい!人の世話になりたくないんだよ」と仰っているのを聞いて、排泄動作の重要性を改めて実感しました。
尿漏れについて
尿漏れの悩みは性別問わずにあるかと思います。
男性に比べ女性に多い傾向にありますが、要因の一つとして女性の尿道は男性に比べて太く短く、男性は細く長いことが関連しています。
女性だと笑った時やくしゃみをした瞬間にチョロっと、、、なんてことがあるのではないでしょうか。
男性も要注意です!排尿が終わりパンツをはいた後にチョロっと尿がでる、、、
実は30歳の私も、たまにあります。
高齢者の方と若い男性職員との会話でこの話題になり
「パンツをはいた後にチョロっと尿が、、、」
「実は僕も」「私も」「俺も、、」
年齢関係なくかなりの確率で同じ悩みをもつ方が多いことにビックリでした。
年齢と共にチョロからチョロチョロに変化して最終的にチョロチョロチョロになり尿失禁が生じてきます。
そうなる前の事前準備をしましょう!
尿漏れ防止訓練
尿漏れ防止に関しては骨盤底筋体操が有効的です。骨盤底筋とは?
骨盤の底でハンモックのように膀胱・子宮・直腸などが下がらないように骨盤から支えている筋肉群のことです。
骨盤底筋体操のやり方としては
膣と肛門の周りの筋肉を締め、お腹の中に引っ張り上げるように行います。
以前のブログの「高齢者のお尻」であげたヒップリフトを肛門周りの筋肉を締める意識で行うのも有効的です。
尿失禁のお守り
尿失禁のお守りとは「尿とりパッド」のことです。
お守りの為に今すぐに尿とりパッドを使用して下さい!というわけではありません。ただ、「こうゆうのがあるんだなー」ということだけを知っとく必要があります。
尿漏れが多くなり外出をしなくなる高齢者が非常に多いからです。
今は目立たない男性用パッドも多く販売さております。
どうでしょう。
あんしん ですね(^-^)
実際にこんなのがあると分かっていても使用方法がわからないという方は多いです。以前、パンツの外側にパッドを張り付けている方がいらっしゃいました。(^_^;)
知っておくということがポイントです。
元気な今のうちに使ってみることをオススメします。
今回は尿漏れについて書きましたが次回の後編は本題の排泄動作について書きます。
シニアライフコーチ 吉村 太朗
投稿者プロフィール
- 学生時代の介護施設実習で自分の足でトイレに行くことが困難なシニア、認知症に苦しむシニアとの出会いをきっかけに「運動で人生100年時代を変革する!」ということに使命を感じ介護の世界へ。15年間の介護現場を通じて延べ3万人以上の利用者に運動を指導する。介護現場の経験からの一番の懸念は運動を習慣化されている方とそうでない方では”老後に大きな差”がうまれるということ。「中年期までの運動の習慣化と心身づくり」こそ生活習慣病、体力低下予防、心のケアに最も効率良く効果的な方法であることが分かりその包括的な指導を始める。現在は独立して、体調不良、体力低下、将来への不安や焦りを抱えるミドル~シニア世代の方に対し、介護現場で得られた無理せず継続できるトレーニングを軸とした「パーソナルトレーニングメソッド」を提供。運動の習慣化と心身づくりをサポートし、「一人ひとりの豊かな人生100年の構築」に貢献している。
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